2003/12/01 (月) 「いつでもどこでも」は必要か?

今日から地上デジタル放送の開始…だそうだが、ウチには無関係だ。
身近なところでも対応できているなんて人はいやしない。いったいこの“お祭り”はドコで行われているんだろう?
きっとテレビ放送が開始された50年前も「それはドコの世界の話?」な人や家庭がほとんどだったんだろうな。

それにしてもデジタル化することによってのメリットがいまひとつピンと来ない。
それよりも携帯電話にテレビだの、カーナビでテレビだの、ユビキタス端末でテレビだの、腕時計サイズのテレビだの、
「そんなの必要なのか?」と思うようなことばかりが強調されているようで、妙な感覚にとらわれる。
いらないだろ?そんな極端なモノ。
今でさえ携帯電話の過剰な機能による弊害が目立ち始めているっていうのに。
そのうち「テレビ見ながら列車を運転していて…」なんて笑えない事故が発生したりしないだろうか?
技術の追求や進歩は素晴らしい。でもその速度が人間の成長を追い越してしまってないだろうか?
素晴らしいはずの利点を享受できるほど、私達は成熟出来ていないような気がする。

最近かなり緩くなったはずの乗り物内での携帯マナーでさえ、まったく守る気配のない“オトナ”がウヨウヨしてるこの現状。
これ以上の「いつでもどこでもお手軽に」は必要ないとは思いませんか?