2002/09/14 (土) 「エトワール」鑑賞と…


金曜日。
ずっと観たいと思っていた映画『エトワール』を観に渋谷Bunkamura LE CINEMAへ。
はぁー、堪能したわー。本編の前に「ランデヴー」という短編のダンスムービーの上映もあって大満足。
やっぱりバレエって素敵。なにがどう“素敵”なのか?と問われると、どうにも説明に困るのだけど…
衣装がきれいとかダンサーが美しいとかロマンチックだとか、それだけじゃないのよね。
今回の映画やコンクールのドキュメンタリーみたいなものを観るとわかることだけど、
舞台メイクはものすごいし、ダンサーの足指はマメとタコだらけだし、胸も腰もペッタンコでガリガリで筋肉だけがモリモリだし、
踊っている背中は汗びっしょりだし、男性のタイツ姿は結構グロいし、床を蹴るトウシューズのカタカタいう音は結構大きいし…
芸術だけど、ヘタなスポーツよりもっと汗臭くてドロ臭い。
でもそういうものを知ってもなお、舞台の上に見えるものは幻想の世界だったりするのだ。
もっと高く飛べればいい・もっと軽々と回れればいい。そういう技術の高さを求めるのはスポーツも同じだけど、
バレエのようなものは、さらにそのうえに、そういうものを会得するために鍛え上げた身体や努力の汗を
観客の“心の視界”から消すことも要求されているような気がする。
それを実践出来た一握りの人間が「エトワール」と呼ばれるに相応しい人々なのだろうな。

映画鑑賞後、別の場所で舞台を見ていた友人と合流して、かるーく飲む。
あくまでも「かるーく」のハズだったのに、気付けば友人宅でフランとスマDVDを肴に二次会(え?)
なんで深夜にフツーに自宅にフラン全味が揃ってるかなぁ…^^;>友人宅。ぷぷぷぷぷっ
せっかくなので記念撮影。しかも日記に掲載。許せ。

かくして朝帰り。というか午後帰り。
その後、ピアノのセンセーに「どうせ朝帰りならオトコネタ持ってこい」といじめられ…もとい、励まされながらのピアノ教室。

あぁ、スマコンのない週末って…