昨日の続きで『リンダリンダ』日記

昨日は耕史クン(暫くはこう呼ばせていただこう(照))のアリエナイ可愛らしさに変な方向にフリキレタ日記を書いてしまいました。
いやはや年甲斐もなくお恥ずかしい。あんな内容のじゃ、どんな舞台だったのかもさっぱりわかりませんわな。
なのですこーしくらいはちゃんとした感想を書こうかと。


ストーリーは仲間を失い空中分解寸前のバンドの再生物語…
を枠にした「なんかやっちゃうよ!やらなきゃ前に進めねーんだよ。@青い春」なお話と、アタシは解釈してみた。


 ∞*∞*∞


 メインボーカルはメジャーに引き抜かれ、ドラマーも自分の才能に見切りをつけ故郷に帰ってしまい、前途危ういアマバンド「ハラハラ時計」。
 リーダーのヒロシ(耕史)はバンドの命運を掛けて“ある計画”にのめり込む。
 荒唐無稽、且つ、どう見てもバンドの存続とは無関係なその計画に、残ったメンバーや奇妙な協力者はそれぞれのなにかを得るために次第に夢中になってゆく。
 “それぞれのなにか”それは、あるものには過去の清算であったり、現状の打破であったり、自身の変革であったり。
 計画を成し遂げることで見えてくるかもしれないものに向かって夢中で走る彼らだが、ふと自分達の行動に疑問を抱き立ち止まる。
 「自分達がやろうとしていることになんの意味がある?」
 現実の生活には彼らの衝動を圧し止める重たくも優しいしがらみもある。自分達はそれらを振り切ってまで何をしようというのだろう。何を得ようというのだろう。
 決断のリミットは近づいている…。


 ∞*∞*∞


なんてーのが、“起承転”。
“ある計画”ってのはぶっちゃけネタバレすれば「イザハヤ湾(笑)堤防爆破による干拓事業粉砕!」という、
「ちょっとちょっとヒロシさん、それとバンドにどんな関係が?」と突っ込むしかないようなワケのわからん計画なのですが、
ヒロシにとっちゃそんなこと既にどーでもいいワケで、とにかく今なんかしなくちゃいけないのですよ、彼は。
で、このあとの“結”に転がっていくんですが、まぁそこが「やっちゃうよ!」になるワケですよ。
このアタシ的解釈が鴻上氏の意図するものと少しでもシンクロするのか、全然マト外れなのかは神のミソ汁ですが、
観方受け取り方はそれぞれでいいよね?ね?
それにしてもどーゆーネーミングよ?>「ハラハラ時計」 ^^;


場面場面にブルーハーツの既成の曲を当てて仕立ててあるのですが、選曲は上手い具合に合っていたと思います。
「TRAIN-TRAIN」はやっぱりソコねーってな感じに、多少ベタな部分も無きにしも非ずですが。
歌部分はやっぱり松岡くんが一番かな。さすが本職。耕史くんももちろん上手いけど、もうひと味欲しい気も。
SILVAねーさんは初舞台?芝居はちょっと硬かったけどソロ曲はよかったですねー。
大高のオジサマは密かにアタシの懐かしツボ。「子供ほしいね」っていう深夜のシットコムをずっと見てたから。


ま、テーマだとかなんだとか考えなくても、生唄生ダンスでコンサ並みに充分楽しめるんですが、
ブルーハーツに特別の思い入れがあったりとか、「なんで爆弾なのよ?なんでムツゴロウを救うと仲間が戻ってくんのよ?」
とかにこだわってると入りづらいかもしれませんな。
と、いうことでつらつら書いてみましたが、とにかく耕史くんのヒヨコアタマは無敵に可愛いということで。おほほー


さて、次の予定は来月の『喪服の似合うエレクトラ』ですよ。山南さーん(←違います)